オブジェクト指向①カプセル化(クラス)

オブジェクト指向の三大要素 ①カプセル化(クラス)←今回
②継承
③多態性(ポリモフィズム)

今回のテーマはオブジェクト指向の三大要素
①カプセル化(クラス)についてです。

カプセル化(クラス)とは? カプセル化の機能として、公開、隠ぺいがあります。
参照権限を付与することができます。
public 公開⇒どこのクラスからでもアクセス可能。
private 隠ぺい⇒自クラス内からしかアクセス不可。

例 車クラス private(隠ぺい)メンバ変数を持っています。
・車の色
・車の種類

これは、他のクラスからはアクセス不可です。

public(公開)のメソッドを持っています。
どのクラスからでも呼び出せます。
・車の色取得メソッド
・車の色設定メソッド
・車の種類取得メソッド
・車の種類設定メソッド

実装手順 ・①車クラスの作成
・②メインから車クラスの宣言とインスタンス
・③車の色の設定
・④車の種類の設定
・⑤車の色の取得
・⑥車の種類の取得

①車クラスの作成

新規にクラスを作成します。パッケージはappのままで問題ありません。

追加すると、ソースが追加されます。

車クラスの実装 public class Car {
 //車体色
 private String color;
 //車種類
 private String type;
 //車体の色の取得
 public String getColor(){
  return this.color;
 }
 //車体の色の設定
 public void setColor(String color) {
  this.color=color;
 }
 //車種類の取得
 public String getType(){
  return this.type;
 }
 //車種類の設定
 public void setType(String type) {
   this.type=type;
 }
}

②メインから車クラスの宣言とインスタンス
③車の色の設定
④車の種類の設定
⑤車の色の取得
⑥車の種類の取得
カプセル化クラスの実装(メイン側) public class Encapsulation {
 public static void main(String[] args) {
  // TODO 自動生成されたメソッド・スタブ
  //車クラスの宣言とインスタンス
  Car myCar = new Car();

  //車の色の設定
  myCar.setColor("黒");
  //車の種類の設定
  myCar.setType("フィット");

  //車の色の取得と表示
  System.out.println("車の色="+myCar.getColor());
  //車の種類の取得と表示
  System.out.println("車の種類="+myCar.getType());
 }
}

実行すると、コンソールに結果が表示されます。

☆まとめ☆ オブジェクト指向の三大要素の①
カプセル化(クラス)を学びました。
オブジェクト指向の用語も覚えていきましょう。
・pubic(公開)
・private(隠ぺい)

this.color、this.typeのthisは明示的に、
クラス内のメンバ変数を指します。
Eclipseで新規のクラスの追加の仕方も学びました。

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